Doggy Labo / NAKANISHI NORIKO
ACCEPT:「ありのままを受け入れて、叱るのではなく教えよう」
Doggy Laboを主催するドッグトレーナーの中西典子さん
現在はアトラス アクセル フーラ コタローという4匹のシュナウザーの飼い主だ。
彼女が提唱する言葉にACCEPT(アクセプト)というものがある。
ネイティブアメリカンの、ラコタ族の教えで、
信頼関係を作るのにとても大切な事なのだと言う。
直訳すると受け入れるという意味であるが
中西さん曰く、
トレーニングを依頼される際、最初に、
「この子のこの悪戯を直したい、この癖なんとかならないでしょうか、」
と相談される事が殆どなのだそうだが
実はその考え方自体の角度を変える事が、犬との関係を良くする第一歩だという。
犬の行動に対して、「どうしてこの子はダメなんだ」と責めるのではなく、
その行動を一度受け入れてから、何故その行動を取るのか、
その理由を考えてみるというプロセスがまず最初にあるべきで
何故吠えるの!ではなく、何に対して吠えているのだろう?
と,考え方を少し変えてみる事が大切なのだと。
「ほんの少し角度を変えて、受け入れる事から初めてみる。」
ここが大きな一歩なのだろう。
「この癖をやめさせたい、」よりも、「どうしてやるのかな?」が見えてくれば
おのずと解決策は見つかるはずだ。
向き合って、受け入れ、考える。簡単なようで難しい事なのだろう。
子育て同様、奥が深く一生かけて築いてゆく犬と飼い主との関係。
どうせなら一方通行でないものにしたいではないか。
中西氏はトレーニングを行う際、彼女自身が直接犬に指示を出す事は殆どなく
まずオーナーに指示を出し、オーナーから愛犬に指示を伝えてもらうというやり方を行っている。
目的が、トレーナーの言う事を良く聞く犬になる事ではなく、
「オーナーさんと犬との関係を外側から合わせる」ことなのだから。
人間本位ではなく、犬の目線で、犬の習性や性格を理解した上で
行動に対しての理由を考え、教えるという方法で対処するのである。
そもそも犬のしつけというのも、子育て同様正解がないのかもしれない。
飼い主が信じた方法でしっかり取り組めば、犬との関係には必ず変化があるはず。
中西氏がおススメするおやつ、デザインFで買えるそう。
コントロールする時に有効なリードとチョーカーのセット。
これらのお話も次回に!!
中西 典子
1965年10月27日生まれ
武蔵野美術大学
舞台美術、舞台照明の仕事を経て、ニューヨークはブロードウェイに渡り、その後、シカゴ、サンフラン
シスコへと移り住む
帰国後 外資系化粧品会社 広報宣伝部勤務
愛犬ロックを飼い始めたことを契機に犬のしつけに魅了され、家庭犬訓練所 勤務(東京)
さらなるステップアップを目指し、オーストラリアに渡り、ドッグテックインターナショナル 研修修了(シドニー)
ライセンス・研修等
•家庭犬訓練所 訓練士ライセンス取得
•ドッグテックインターナショナル(シドニー)ドッグトレーニングアカデミー修了
•JAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)事業企画委員
•動物取扱責任者 第0000071号
•愛玩動物飼育管理士2級
•プロフェッショナル・ドッグ・セラピストNo.160(RAJA・日本リフレクソロジー協会認定)
•K9ゲーム オフィシャルプロメンバーNo.23
•財団法人日本盲導犬協会 賛助会員 33429
•東京心理専門学院 普通科修了 第9970号
•東京メンタルヘルスアカデミー 「心理カウンセラー・アドバンスコース」受講中