大好きな飼い主イーサンに、もう一度会いたい!。イーサンを守るんだ! 。『僕のワンダフル・ジャーニー』は一途な思いで、何度も生まれ変わる犬のベイリーが、イーサンと運命の再会を果たした『僕のワンダフル・ライフ』(2017年)の続編です。
🐾story🐾
僕の名前はベイリー。大好きなイーサンと初めて会ったのは、ゴールデン・レトリバーの子犬だった頃だ。3回も生まれ変わり、ようやく再会したイーサンの元へ、彼の初恋の人ハンナを連れて来たのさ。
月日は流れ、僕は田舎の農場でイーサンとハンナと満ち足りた日々を送っている。ハンナの事故で亡くなった息子の奥さん、グロリアと、赤ちゃんのCJという新しい家族もできたよ。そんな中、お迎えがやって来た僕は、イーサンから「CJを守るために戻って来てくれ」という使命を与えられる。イーサンとの約束通り、何度も生まれ変わって僕がCJを守るぞ!
『僕のワンダフル・ライフ』の原作は、作家のW・ブルース・キャメロンが、愛犬を亡くして立ち直れない恋人のために書いた小説。寿命が尽きても魂は死なず、何度も生まれ変わりを繰り返すうちに、転生の目的に気がついていく犬の物語は、彼の恋人を癒し、世界中の愛犬家の心に届き、大ベストセラー・シリーズとなりました。「会いたいのは君だけじゃなくて、犬も猫も君に会いたいんだよ」というペットロスで立ち直れない多くの人を、幸せにするメッセージが込められています。
さて、この映画のこだわりは、ベイリーをはじめとする4匹の犬たちの目線を大切にしているところ。低い位置に設置されたカメラ、そこに映るアート作品、役者たちのスニーカーやパンツなど‘‘足元’’を意識した衣装など、普通の撮影とは違う視点を持って臨んでいます。だからこそ、愛犬たちが家でくつろぐ姿ら、街を疾走する時など、犬たちが何も喋らなくても息遣いが伝わってくるのです。
そして、今回もベイリーが、ストーリーの鍵を握る大切な犬に生まれ変わります!。大型犬か小型犬か、毛並み、女の子か男の子か?!。日本では珍しい犬も登場するのでお楽しみに。ここに本人(本犬!)の意思は反映されず、CJを守るために奮闘するベイリーは最高に可愛く、微笑ましいです。
今回、ベイリーは、CJの成長を見守るうちに、人間についてさらに理解するようになっていきます。彼女の夢、悩み、家族の問題、恋。ベイリーはそばにいることで役に立ちたいと思い、同じく、CJにとってベイリーはとても大切な存在になっています。
犬たちにとっては、人間の言葉はわからない、話せないけれど、しっかりと絆を感じるこの物語は、ペットと暮らす大人のためのファンタジーでもあります。犬を飼っていない人は、こんなに愛されてみたい、犬と暮らしてみたい!と思うかもしれません。そして、愛犬家にとっては、泣いて笑って、まるで自分の家族のようにベイリーの旅を見守るでしょう。
🐾気になる劇中の犬たち🐾
ベイリー/バディ役は、グレート・ピレニーズとバーニーズ・マウンテン・ドッグのミックス犬。前作に登場したベイリーに似ている3匹が選ばれ、見せどころのアクションシーンやクローズアップなどを担当したそう。飼い主に忠実なビッグ・ドッグ役は、アフリカン・ボーアボール。大きい体と優しい表情に癒されます。CJの親友となるモリー役は、ビーグルのミックス犬。可愛いルックスと子犬の元気さは、たまりません。500匹のオーディションでマックス役に選ばれたのは、ヨークシャー・テリアのベルちゃん。CJが泣いているシーンでは、なんと、彼女の悲しみを感じ取って自分から彼女の体に横たわったそう!。役者さんと犬たちの心が、演技を越えて繋がっていたなんて感動します。
ベイリー、モリー、ビッグ・ドッグ、マックスに拍手と愛を。そして全ての犬に DOG BLESS YOU!
『僕のワンダフル・ジャーニー』
9月13日(金)全国ロードショー
配給:東宝東和
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