Vol.02:アリスと歩く道〜ピアニスト松本あすかが見つけた宝物

interview_head_2.jpg「アリスを超特別、超溺愛してるわけではないですね。」
クールに語るあすかさん。
「わたしが、17、8歳の時に家族になったんです。
父と母と姉と弟と自分が、みんな一緒で規則正しい生活だったのが、
それぞれが自分の道を進みだし、だんだんと時間がバラバラになっていくような時に、
アリスがやって来ました。
ずっと家にいるのは、アリス。
家族の真ん中にいて、わたしたちを定点観測してきたのだと思います。」
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「夜中に練習していて息詰ったり、家族とケンカしたりすると、アリスと散歩に行くんです。」
裏山の階段を上ると、八王子の街が一望できるそうで、
そこがあすかさんのお気に入りポイント。
自分を見つめる大切な空間なのでしょうね。
でも、あすかさんだけでなく、
みんな、何か嫌なことがあったり、家族同士ケンカしたりすると、
アリスを連れ出すみたいです。
家族の感情も冷静に見てきたのかもしれないですね。
犬中心の生活ではないのに、家族にとって欠かせない存在、
松本家の五角形の中心点がアリスなのでしょう。
そして、そんな彼女の性格は、とにかく人見知りしない。
怖い犬でも、飼い犬さんにでも、「キャン」=こんにちわ と、一直線に走って
いくそうですよ。
「アリスは外で飼っています。ガレージ横に<アリスの家>があって….」
どんな構図?と問いかけた私に、絵を描いて説明してくれました。
アリスの家は、お父様の手作り。
もっと大きくなると思っていたので、彼女にはちょっと大きすぎますが
彼女の大切なお城。
つねにサッカーボールとアリスのお友達=ぬいぐるみが置いてあります。
「子供たちは、自由に遊んでいくし、ご近所さんとも仲良しです。」
そして
「わたしは、普通が好きなんです。
八王子の街が好き、都会だし便利だけど田舎も残ってる。
例えば、見慣れた町並みに、つぼみがぱっと咲いたのを見つけた時とか、すごく嬉しい!」
と、あすかさん。
彼女のように、ピアニストとして選ばれ抜いた人が言うと、ドキッとします。

「この子と毎日散歩してても、全く飽きないんです。
アリスもこの街も普通だからいいんですよね。」

普通の中にあるキラキラ!
それが、ホームタウンとアリスなんですね。

asukaa-sha2.jpg松本あすか3歳よりピアノを始める。ピティナA1級金賞(6歳)。プレミオモーツァルト国際コンクールに日本代表として参加、最年少第3位及びプレミオモーツァルト賞受賞(7歳)。その後数々の賞を受賞し18歳のとき、より広く音楽を勉強するためクラシックピアノから離れ、JAZZ/POPSの勉強を始める。以後5年間は様々なジャンルのアーティストのサポートや作詞作曲活動、クラシック演奏家向けのジャズアレンジ等を行う。23歳のとき、自分なりのクラシック音楽への関わり方に確信を持った上で、再度クラシックピアノに戻る。クラシック音楽にグルーヴ感を吹き込むその演奏スタイルは、クラシックの枠組みに収まることなく、ジャンルを飛び越え、聴くものに新たな感動と感覚を呼び起こさせる。各ジャンルの橋渡しを担うであろう今後の活躍が期待されるピアニストである。
生年月日:1981年11月8日
出身:東京都 血液型:B型

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