vol:01「舞子とゆかいな仲間達」

th_P2150291_.jpgぽかぽか陽気のこの日。
過去のデータから、ゆき子さんは雨女?!ではないかと思っていたので、
予報を裏切る青空に、びっくり(笑)
思わず浮かれながらチャイムを押そうとすると、
5メートル彼方から私に気がついた『つむぎちゃん』と『ゆうきくん』の元気いっぱいのなき声が♪
やるな~プードルたち。
番犬としてのポテンシャルと、犬種は関係がないのかも。
ドッグライフコンシェルジュ、ドッグウエアデザイナーという肩書きを持つ 歌手の舞坂ゆき子さん。
子供の頃から動物が大好きで、何か動物に関わる仕事に就きたいと漠然と考えていたそうですが、
犬との出会いは、子供の頃に家族に加わった『ももちゃん』というマルチーズ。

P2150368.JPG家族と離れて宝塚歌劇団にいた頃、
姉の花子さんが
「まいちゃんがんばれ byもも」
というメッセージが書かれた紙を、ももちゃんが首に下げた写真を送ってくれたそうです!
その大切な写真をを見せていただきました。
可愛いらしいももちゃんと、花子さんの優しさに、思わず顔がほころんでしまいました。
なんと、ももちゃんが「書き間違えた風バージョン」までありました。
宝塚時代の気持ちや、支えてくれた家族の温かさ、そしてユーモア・・・
天国に行ってしまったももちゃんが、そこにいてくれた思い出として、
かけがえのない宝物なのですね。
8年前、ももちゃんが亡くなって3年が経ち、宝塚を退団したゆき子さんは、
実家に戻る際、家族の反対を押し切り、宝塚の退職金で飼ったのが『つむぎ』ちゃん!!
それに続くようにおばあさまが、一ヵ月半違いの異母兄弟の『ゆうき』くんを飼いました。
そして、2匹が家族として一緒に生活するようになりました。
maiko1-2.jpg
この日は気持ちの良い天気に加えて、自宅という事もあり、
2匹は、すっかりリラックス、普段の顔を沢山見せてくれました。
ずり落ちそうになってもかたくなに舞坂さんの膝を占領し、
お母様の柏木由紀子さんが動く度に追いかける『ゆうき』くんは、
可愛がって育てたおばあさまから、お母様が引き継いだのだそう。
「スーパー甘えん坊」だそうで、
おばあさまにも、預けられた先でも、お母様にも舞坂さんにも「甘える」という方法で幸
せを振りまいてきたのでしょうね。
*ゆうき&つむぎ 驚きの行動パターンとは?
夜はお母様と一緒に寝ているそうですが、
実は、お母様が寝たのを確認すると、こっそり舞坂さんの部屋に移動し、
舞坂さんが寝るのを見届けると、
お母様が気付く前に部屋に戻って、ずっと一緒にいたよ~と思わせる!
舞坂さんが夜遅くまで仕事をしていると、
時々様子を見に来ては
また気付かれる前にお母様の部屋に戻る!
まるで女房に気付かれない様に愛人の家に通う男性のよう(笑)
しかも、態度は凄く甘えん坊なのに、ビジュアルがスマートなイケメンなのでたまりません。
一方の『つむぎ』ちゃんも、
(特に)男性に天才的な小悪魔手腕を発揮し、見事にオトしてしまうそう。
賢く、マイペースでしなやかにやりとげてしまう様は、まるで猫のようで、
すっかり2匹に翻弄されてしまいました。
ところが、そんな『つむぎ』ちゃんは、その性格もあってか、甘えられるようになるのに時間がかかったそう。
ーーー『5歳を過ぎて、やっと甘えてくれました。
ゆうきは、甘えん坊なだけではなく、こどもの頃から脳しんとうを2度も起こし、
目の疾患も抱えていて、
何かと心配ごとが耐えない存在なのを察し、
つむぎは、一歩引いて我慢していたのかもしれないです。』
と舞坂さん。
仔犬の頃はじゃれあって遊んでいたものの、大人になるとお
互いにとって気持ちの良い距離を保つ様になり
普段はべったりする事がないそうですが、
不思議と『ゆうき』くんの具合が悪い時は、
『つむぎ』ちゃんが被さるようにくっついて、離れなくなるのだそう。
犬同士も、家族としての大切な関係が形成されていくのですね。
疾患を抱え、一日何度も投薬をしなければならず、
しかもこれから老犬になって行く2匹との生活はさぞや大変ではないかと尋ねると
ーーー『2匹で飼うのはお金も二倍、大変さも二倍、でも、楽しみも2倍!!
同い年なので一緒に歳を取って行くし、同じ時期に失ってしま
うかもしれなません。
1匹が疾患があるだけでも大変なのに、2匹が同時に病気になったら、と思うと不安もあります。
でも、手がかかるというのは、それだけ一緒にいられるという事ですから。」
母と話し合って、一緒に取り組む事も幸せだから大丈夫です。」
優しく真っすぐ丁寧に話す舞坂ゆき子さんと、ご家族のお話を伺いながら
彼女が、犬との生活に真剣に大切に取り組んできたことが、とても良く分かりました。

feature.jpg舞坂ゆき子/1976.11.10 生まれ 東京都出身
宝塚歌劇団退団後、舞台、ドラマを中心に活動
母、姉と親子ユニット ママエセフィーユ としてコンサート活動も行う
2009秋 自らデザイン&プロデュースを手がけるドッグウェアブランド『chu♥che』を立ち上げる。
現在はDogLife Concierge として、犬に関する活動も展開中。
幼い頃から動物が大好きであったが、家の事情からペットを飼っていなかった。
そして、父坂本九の死後、母が買ってくれた愛犬からたくさんの悲しみを癒され、ペットと共に生きる生活の素晴らしさを実感する。
高校卒業後は“舞坂ゆき子”として宝塚歌劇団の舞台にたつ。 しかし、その在団中に愛犬が他界。
退団と同時に新たにトイプードルを2匹飼い現在に至る。
先代の愛犬の死から愛犬の健康は飼い主の責任であることを痛感。
また、「人間を癒してくれる犬を私たちはもっと癒してあげなければ」という思いから
ドッグセラピスト(アロマやハーブなどを使い、犬をマッサージすることによるリフレクソロジー)の資格を取得。
罪のないペットたちの不幸を減らしたい。。。
という思いを伝えるために、様々な事で形にしようと始動
舞坂ゆき子 official blog → 『 舞子とゆかいな仲間たち』